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ビルマの竪琴(1956&1985)

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 あらすじ

1945年。太平洋戦争末期のビルマからタイへ逃れようとする井上小隊長率いる部隊は、国境近くで終戦を知り、隊員はみな武器を捨てて投稿するが、水島上等兵だけが隊を離れ消息を絶つ。ある日、隊員はオウムを肩にのせた水島に似たビルマ僧とすれちがう。(日本映画専門チャンネル1985年版)

 ビルマのルビーだ、死んだ人の魂に違いない。

映像は旧版の方が好きなんですが、全体的にはリメイク版の方が好きです。
ルビーを抱きしめる中井貴一と、水島のいる大仏を見つめる石坂浩二の演技が絶妙なんだよなぁ。

「一体この世には、何故このような悲惨なことがあるのだろうか?」
「不可解な苦悩があるのだろうか?」

高僧の、「何故にということは、しょせん人間には、いかに考えても分からないことなのだ。」という教えは、納得だけど切なくなるよ。

しかし、水島が正式なビルマの僧になっていてよかった。
袈裟を盗んで騙してたのは気掛かりだったんだ。

「水島の家の人が、あの手紙を読んでどうするだろう?」
これには、ヒヤッとさせられる。確かに、水島の家族の気持ちを考えてなかった。

水島は傷ついて、自責に囚われてしまったのか?
ひとりで抱え込むことなんて、なかったのに。悲しい。